2022年4月25日号のリサイクル通信「リユーステクノロジー」紹介カテゴリにおいて、なんと紙面の1/2もの大きさでご掲載いただきましたので紹介させていただきます。
記事の見出しを一部紹介させていただきます。
- 出品代行事業を行う神戸オークションが開発
- 10年以上業務を手掛けて得たノウハウを活かした設計を目指した
- 委託販売業務を効率化
- 管理ミス減り、作業時間が半減
- 併売ツールとAPI連携 開発不要で販売できる

※記事内で月3000点出品との記載がございますが、正しくは1000点です。訂正させていただきます。
画像ではなく文字で見たい方のために下記にテキストで記載いたします。
出品代行事業やEC支援を行うMST(兵庫県神戸市)は5月、委託販売、出品代行システム「DKマスター」をリリースする。同社が10年以上手掛けている委託出品サービス「神戸オークション」のノウハウを活かし、現場目線で課題解決を目指した設計になっている。
委託販売業務を効率化 管理ミス減り、作業時間が半減
月1000点出品する委託販売企業が開発
出品代行システム「DKマスター」は。個人や法人向けに委託販売や出品を代行する事業者、買取専門店向けに開発されたもので、預かりから販売までの業務を効率化できる。主な機能は、委託者の管理、出品データ作成、画像加工、モールでの併売だ。集荷から出品、販売等の一連の流れをこのシステム内で管理することができると言う。同社が運営する委託出品サービス「神戸オークション」では、毎月約1000点を出品。「煩雑な業務が多く、手作業では間違いが起きやすいため開発しました」と蓑代雄一社長は話す。
委託者の管理は宅配キットの発送等の集荷の段階から、出品、販売やキャンセル、返品等の状況をステータスで管理。ユーザーにマイページを持たせることで、委託した商品リストが作成され、いくらで売れたか等の状況が分かる。自動で作成する明細書の発行により、売上や手数料、入金予定額も把握できる。
委託の場合、所有権が自社にないため慎重な商品管理が求められる。届いた商品は、バーコード発行により単品管理を行う。出品時は同社で開発した画像加工ツール「トリミン」が利用でき、商品情報と画像ファイルを紐づけるリネーム作業が効率的に行える。ロケーション管理システムの「エアロジ」と連携することで、商品の所在管理にも対応する。
併売ツールとAPI連携開発不要で販売できる
販売は国内であればヤフオクやヤフーショッピング、Amazonや楽天市場などに対応。海外であればeBayやショッピファイなど複数の販路を利用でき併売が可能だ。複数のECモール出品を一元管理できる「ネクストエンジン」とのAPI連携を既に行っており、新たな開発が不要で、すぐに併売が行える。収益となる手数料は、価格帯ごとに設定が可能で、返品時や大型商品は一律で決めておくことができる。
「煩雑な作業を効率化でき管理ミス等が減ることなどで、従業員の業務時間は約半分に減りました。間違いが起きにくくなるため、心理的な負担軽減にもつながります」(同氏)
導入費用は、初期費用が50万円で月額費用が10万円。カスタマイズや自社サーバーでの利用は別途費用がかかる。また、販売時に利用するネクストエンジンの利用料月1万円からが別途必要となる。同社の経験をもとに導入支援や立ち上げ支援などのコンサルティングも行うと言う。